きわもの

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着物の歴史

2枚の着物写真からペネロピ・フランクス論文を批判

20世紀前半に洋服が少なく和服が多かったと錯覚する研究は後を絶ちません。この頑固な研究例にペネロピ・フランクス論文をとりあげ詳しく批判します。また、見逃しやすい和服の洋服化にもふれて近代化・西洋化を否定できるものではないことを説明します。
着物の歴史

羽織と下着にみる和服の洋服化

20世紀になると和服(着物)のもっていた綿入の習慣が消滅し着物は薄着になりました。着物のスリム化は細くなっただけでなく薄くもなったのです。これにともない羽織・コートを着る習慣や下着をつける習慣が形成。習慣がどう作られたかを細かくみていきます。
近代日本の面影

ファッションステージは今和次郎がみた銀座から鎌倉へ

この写真を眺めながら、行ったこともない江の島を想像してウダウダと妄想しました。1920年代に今和次郎がみたファッションステージ銀座に思いをはせ、1930年代の新しいファッションステージ鎌倉へモダン・ガールたちのぼんやりした足跡をたどります。
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エキスポ日記

コスメチックス広告-広告にみる大正ロマンと昭和モダン-

朝から自転車で妻と西本町のクラブコスメチックス文化資料室へ。同資料室では第17回企画展「コスメチックス広告-広告にみる大正ロマンと昭和モダン-」を開催。今回の企画展は雑誌からクラブ化粧品の広告をまとめています。
ブックレビュー

年表で読む近代日本の身装文化

『年表で読む近代日本の身装文化』は近代日本を対象に年表形式でたどった近代日本身装史です。「身装」は著者の大丸弘氏と高橋晴子氏の造語で、視覚的な自己表現のすべてと、ある人についての視覚による認識内容すべてをさす文化概念。
ブックレビュー

新聞連載小説の挿絵でみる近代日本の身装文化

『新聞連載小説の挿絵でみる近代日本の身装文化』は同時代の新聞連載小説に描かれた挿絵を使って近代日本人の身装を再現。日本人の「身装ー身体と装いー」やこれをとりまく背景をたどります。1頁に1点以上の挿絵が載っているので見やすく読みやすいです。
着物の歴史

民族の暮らし「着る・飾る」に読む残念な日本人と現代和服

国立民族学博物館に勤めていた新進気鋭の研究者たちを集めた図鑑から大丸弘の和服論を紹介。オチからいえば、西洋人が着る着物や和服のルーズさは19世紀までの伝統衣装としての和服に近いです。和服業界がはまった蛸壺、新しい伝統に呪縛された日本人など。
着物の歴史

ニュー・キモノの特徴と歴史:構成要素と経済から

ニュー・キモノ(ニュー着物)とは新たな発想を目的に制作された現代和服の総称。ファッション辞典に登場したのが1980年代。アンチ・フォーマルの大塚末子から中森明菜の「ディザイア」をへて現代のニュー・キモノやレンタル衣装まで、その特徴や歴史を解説。
ブックレビュー

きもの文化と日本:一面的な束縛から多様な着物ライフへ

経済学者の伊藤元重と着物小売業やまと代表取締役会長の矢嶋孝俊の対談。昔の日本の生活に馴染んでいたものという観点からキモノを着る物ととらえ、未来の着物のあり方を話し合っています。服とは着る物だということを改めて感じさせてくれました。
ブックレビュー

今井正監督・岩下志麻主演映画「婉という女」パンフレット

1971年5月29日に公開された今井正監督・岩下志麻主演の映画「婉という女」パンフレット。内容はスチール写真をたくさんまぶし、史実や時代考証から複数の方々がエッセイを書いています。目次と、パンフレットスタッフ・映画スタッフをご紹介します。
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