1971年5月29日に公開された今井正監督・岩下志麻主演の映画「婉という女」のパンフレット。
内容はスチール写真をたくさんまぶし、史実や時代考証から複数の方々がエッセイを書いています。
目次と、パンフレットスタッフ・映画スタッフをご紹介します。
今井正監督・岩下志麻主演映画「婉という女」パンフレット
目次
- 今井正(監督):現代に生きる”婉”―それぞれの人の胸のうちにたくさんの”婉”が生きつづけることを
- 大原富枝(作家):私の内なる婉―なみならぬ縁から、婉を書かなければならなかった理由
- 松島栄一(歴史家):悲劇の背景―17世紀後半の土佐の歴史
- 鈴木尚之(シナリオ作家):「婉という女」脚色ノート―まとまりとひろがりのかっとう
- 林美一(時代考証家):時代考証のこと
- 野中兄妹の生母との関係(野中兼山像つき)
- スタッフの声
- 提言・日本映画の未来像…ある錯覚(映画評論家・岩崎昶)、芸術家と大衆の連帯を(映画評論家・山田和夫)
- 瓜生忠夫(映画評論家):今井正、鬼か、仏か―今井正・人間論
- 尾崎宏次(評論家):「女優」岩下志麻論―女優は作品のなかでしか語らない
- 岩下志麻(俳優):”婉”を生きて…
女優として、二度ともうくりかえすことのない、この年令のこの時を、「婉という女」に挑むことのできた幸せを、いま深く胸に刻んでいます。岩下志麻「”婉”を生きて…」『婉という女』映画パンフレット、28頁

今井正監督・岩下志麻主演の映画『婉という女』パンフレット。
パンフレットスタッフ・映画スタッフ
- 原作:大原富枝
- 脚本:鈴木尚之
- 監督:今井正
- 製作:ほるぷ映画
- 協力:図書月販売
- 発行:ほるぷ映画
- 編集:ほるぷ出版・清水博義・荒木敬二郎・矢島忠男
- デザイン:桑原伸之
- カメラ:小庭鴻志 表紙撮影・中林勝昭
- 印刷:東京連合印刷株式会社
岩下志麻については、次のブログがよくまとまっています。
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