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江戸更紗およばれ:婦人画報1967年2月号

着物の歴史
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江戸更紗およばれ:婦人画報1967年2月号

このページでは「婦人画報」1967年2月号、12頁・13頁に特集された「江戸更紗およばれ」をご紹介しています。

綺麗なモデルに貫禄があり、現代和服にしては少しゆとりを感じる着つけになっているので、とり上げました。

2枚目のモデルは三ツ矢歌子です。

江戸更紗およばれ。出典 「婦人画報」1967年2月号、12頁

リード文

2点とも印度更紗をとり入れた訪問着です。右は白茶の平つむぎに大胆な図どりでからくさ風の繊細な更紗を描いた上品なきもの。左は小紋調の更紗にボーダー風の更紗をかぎどりに配して、いかにも古渡りらしい風格をいかした趣味のきもの。帯は透かし模様が入ったつむぎの名古屋帯。きもの/貝島百合子

出典 「婦人画報」1967年2月号、12頁

リード文批評

インド更紗は描き更紗の一種。ロウケツ染めのジャワ更紗と違って、次の特徴をもちます。

  • 全部手描き
  • 木版か銅板で模様の線を出したもの
  • プリントしたもの

このうち手描きがもっとも古くから行なわれ、木版、銅版と新しくなってきました。色彩は特有のトルコ赤とインド藍がとても美しくてそのほかに強い黄色もあります。

インド更紗の模様は、インディアン・パイン(インド松)といわれるベーズリーが代表的で、その他人物、草文、小花文があります。

16世紀・17世紀ごろに日本にも伝えられ、とても細い手紡ぎの木綿糸で織られた布に深味のあるえんじ、みどり、茶、あいなどで種々の模様をあらわしたものが古渡り更紗として珍重されました。

それらの文様から島手、人形手、立木手などいろいろの名称がつけられています。

また、江戸時代に日本に輪入されたインド更紗は、ふくろ物、帯、下着などに贅沢品として使われました。

1960年代頃のインド更秒は本来のものを種々にアレンジしたものとなっています。

江戸更紗およばれ。出典 「婦人画報」1967年2月号、13頁

リード文

古渡り更紗を写した上代一越の訪問着。色彩も独特の渋いもので前身と袖に色紙どりで異なった更紗が入っています。きもの/ちんがら屋、帯/西仁・渡文

出典 「婦人画報」1967年2月号、12頁

リード文批評

このモデルは三ツ矢歌子。

古渡り更紗は既述。

一越とは緯糸に左撚りと右撚りを1本ずつ交互に折り込んだ縮緬織物のこと。シボが大きく、硬くて丈夫なものです。

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